DX … デジタルトランスフォーメーション
「データとデジタル技術を活用し、製品、サービス、ビジネスモデル、組織・文化そのものを根本から変革すること」1
「デジタル技術を活用し、ビジネスや生活を変革する取り組みを指します。DXは、直訳すると『デジタル変革』を意味します。」2
私が説明するときは「『今までデジタル技術を採用していなかったような業務に、ICTを取り入れてより効率化しようぜ』っていう流れを指す広い意味の言葉」といった言い方をしています。十分な説明かはわかりませんが、「デジタルで変えていく」ニュアンスがわかれば、この語句の理解度としては良しとしています。AIと同じく、これだという明確な定義はない言葉なのかなと。
引用元も見てみると、ビジネスモデルにアプローチするというのがDXという考えもあるようですね。
前回の授業で「DX」という言葉の読み方と意味の解説をしました。
使っている情報Ⅰの教科書には索引に「DX」の語句は載っておらず、まずは何の略語なのか、どういう意味なのかを考える必要があります。
ただ、この言葉を初めて聞いた人はまず読み方がわかりません。…というか、「デラックス」と読んじゃう人が多いです。
読み方を正しく記憶に残してもらうため、授業スライドではマツ○・デラ○クスさんの画像を載せ、「ではない」というテロップをつけていました。これで記憶に残った人も多くいたようです。
ただ、今回理解してほしいのは、この語句の意味。
記憶に残す手段として芸能人の力も借りましたが、それだけが記憶に残っても意味がない。新しい言葉を教えるときの難しさを改めて感じました。
恥をかいた経験は長く記憶に残るといいます。公の場で読み方を間違えて恥をかき、自分で意味を調べるプロセスを踏んだ方が、むしろ教育的なのかもなぁと思ったり。考えさせられますね。
今回の授業で行ったのは「リトリーバル」という活動。河野玄斗さんがどこかで紹介していた「自発的想起」という言葉をそのまま活動の名前にしています。
前回までの授業で学習した内容を、ある程度の間隔を空けてから 思い起こす・想起する 活動。これを効果的に行えば学習効果は高まるのではないだろうかという、こちらも実験的な取り組みです。
小テストをして強制的に思い出させる活動も早期ではあると思いますが、この活動に対して強制感や予習・準備が必要な感じを出したくなかったのが本音です。かつて楽しい・オアシスな教科の代表格だった「情報」を負担に感じられると私も嫌だし。
…ということで、やり方はかなり模索しています。途中です。毎回実験と称しています。
今回は「DX」の意味を説明するにあたって使ってはいけない「NGワード」を設定し、3文以内で説明してみるというもの。このアイデアはGeminiと相談する中で出てきたものです。実際にプレイヤーがちゃんと3文で説明したかはわかりませんけど…。
事前に「語句を当てるだけでは意味がない」ことを何度も注意しておきました。「ABCの次の字と、WとYの間の字の2文字」とかいうヒントを出しても何の学習効果も得られないと思ったからです。
解答者はGoogleフォームでお題の語句と「お題の特定に至った出題者の説明1文」を答えさせ、集約しました。
集約の結果を見ると事前注意の効果が薄く、語句の名前のみを当てるゲームになっていたり、「芸能人ではない」「読み間違えしやすい」などのサブ的な情報ばかり出てきてしまっていました。
そもそも出題者がDXの意味をよく理解していないこと、回答者も当てることを目的にしてしまうことなど、課題がたくさん見つかりました。
ゲーム設定も甘かったため、こちらの準備がまだまだだなぁと反省…。初めてやる形式の活動に、参加者が楽しそうにしてたことは救いでした。
より学習効果の高い想起活動の模索はまだまだ続きそうです。
参考・引用
- 「DXとは? 定義やIT化・デジタル化との違い、導入のメリットを簡単に解説」https://www.skygroup.jp/media/article/2110/ ↩︎
- 「DX (デジタルトランスフォーメーション) とは?意味やIT化との違いを事例を用いて解説|コラム|法人向け|KDDI株式会社」https://biz.kddi.com/content/column/smartwork/what-is-digital-transformation/ ↩︎